本を読むことが禁じられていた時代。
それでも、自由に生きたかった人達の抵抗と愛の物語。
なんであの人はこの人を見ているんだろうとか、言葉の言い回しとか、この映像はいつのものなのかとか
そんな伏線が散りばめられた作品で、見事にそれを回収して行くのが素晴らしい。
R-15+との表記に、グロいのかとドキドキしていたけれど、どちらかと言えば日本のものに近いどろどろした雰囲気の映画で、この表記は今の時代にはそぐわない暴力的で、軍律的な映像が流れるからなのだろうと思った。
似た映画といえば、サイレントヒルをあげている人がいたが、僕は『学校の怪談3』に似ていると思った。学校が闇に飲まれて行くシーンや、ジュブナイル物でもあるからだと感じた。
とにかく面白い。