こナツ

返校 言葉が消えた日のこナツのレビュー・感想・評価

返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)
3.7
原作は台湾の白色テロ時代を舞台にしたホラーゲーム。どうりで世界観が好み。

ノベルゲーを彷彿とさせるチャプター表示、横スクロールのカット、ストーリーシーンと恐怖シーンの絶妙な切り替わりなど、原作やホラゲー好きも納得の演出。

政治的な史実がこうも上手くホラーとして昇華されているのは、禁止されている”自由”を密かに楽しむ人のスリルや恐怖心と、国家などの強大な存在による炙り出しや迫害が、ホラゲー特有の隠れ鬼要素に似ているからに思えた。

213/2021
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