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罪と罰の犬のレビュー・感想・評価

罪と罰(1983年製作の映画)
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長編処女作ながら既にカウリスマキの作家性が備わっていて感心するが、無機質なフィルムノワールが故に緩いシュールな笑いというよりは地味にブレッソン的なソリッドが漂う。しかし、ラストでマルックトイッカが自首するときに警部が脇腹チョップして制圧するのは紛れもなくカウリスマキのやり方で不覚にも爆笑。
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