罪と罰の作品情報・感想・評価

「罪と罰」に投稿された感想・評価

不穏な雰囲気漂うOpeningが最高♬

アンニュイでオフビートな作品♡

もの凄く静かなのに時折入る情熱的な音楽が
感情を揺さぶる。

生活音や物の質感や温度を敏感に感じられる
繊細な作品。

“虫ケラを殺して、虫ケラになった”
smk

smkの感想・評価

3.7
ドストエフスキーとは少し違う
現代の罪と罰。
とてもスタイリッシュだった。

物語が進むごとに
ラヒカイネンの瞳が少しずつ変わって
色んな感情をのぞかせるようになる。 
ラスト、警察署の前でエヴァと見つめあうシーンはズキッとした。
エヴァのヘーゼルナッツ色の瞳が印象的。
銃で撃ち殺す時に、主人公がレコードの音量を上げて銃声をかき消すと同時に 殺しのシーンとしての雰囲気を盛り上げるという冴えた演出は流石だと思った
脚本 5
演出 5
画作り 5
音 5
独創性 5
関心の持続 3
演技 5
陶酔感 5
言葉 5
バランス 5
tonemuff

tonemuffの感想・評価

3.8
ドストエフスキーの罪と罰の映画化。
舞台設定とか色々原作とは異なるけど、主人公と警察の心理戦、主人公の罪に対する心の変化などは普通に楽しめた。
良作。
おみ

おみの感想・評価

3.4
罪と罰、カウリスマキが撮るとこうなるのか。26歳でこれを作った監督のその才能にひれふす。
今また撮ったらどう変わるのかがみたいけど、そんな事は邪道か。
ねこぜ

ねこぜの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

今まさに銃の引き金を引こうとしてる男も、彼に銃口を突きつけられている男も、床に転がる死体と犯人を発見した女性も、とにかくみんな冷静すぎて、なんで??私だったら絶叫してるわ!!となったけど、フィンランド人だったらあながち有り得ない話ではないと思いました。
あとはみんな笑わねえな〜と。終始真顔。現代のフィンランド人って割とみなさんいつも笑顔なので、この20年の間に色々変わったんだろうなと思いました。独立数十年後のはずだけれど、どこか旧ソ連の香りがしました。

「罪と罰」は個人的にあまり好きになれないテーマの1つだけど、テンポが良くてそこまで退屈せずに視聴できました。

ラストの「Isolation means nothing to me, do you know why?」という問いかけには心の中で「もう既に1人だから!私もそうだからよくわかるよ!!」と叫んでしまいました。彼みたいな孤独な人間のおかげで私は生きてます。
あなたの罪は “罪の意識”で、あなたの罰は “それ故の愛する者との不変の距離”。現代ほど罪と罰が似合う時代はない。いくら正義を貫こうと、大衆が決める罪。それが真に罪なり得るのは 罪の意識が芽生えた時。肉体的な罰ならばどれほど救われるか!シリアスな物語の中にアキ独特のユーモアがあり映画がダレない。ん、好きです。
猫

猫の感想・評価

3.0
ミステリーにもドラマにもサスペンスにも走らない低テンション。いきなり路面電車が迫り来るカットが最高。
原作は勿論ロシアの文豪ドエトフスキが手掛けた「罪と罰」です。キリスト教で唱えられるところの贖罪により、人間としての心を取り戻すところを描いた小説です。
本作はヘルシンキにある食肉解体工場で働くラヒカイネンがホンカネンを殺害したところから始まります。その現場を偶然エヴァに目撃されて話が展開していきます。
原作と同じで主人公の殺人者としての罪の意識をどのように目覚めさせるかが注目点です。その一役を担ったのが犯人を追いつめる刑事だったのです。あくまでも罪の意識を自覚させる心理戦の様子が本作の素晴らしさですね☆
カウリスマキ監督が弱冠26歳だった時の作品らしく、その才能の凄さには感服します。
原作と比べて宗教色は薄れてます。但し主人公と刑事の心理的攻防はかなりのものです。
映画単体としても、見応えあると思いますね☆
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