第32回東京国際映画祭 1作目
映画祭ではお馴染みなりつつある、ラヴ・ディアス監督の超ロング作品
いつも気になっているんだけど、4時間越え作品で自分のお尻と目に自信がなくて、いつも断念してたのだけど、今年は挑戦してみましたw
2034年、火山の影響で光を失い暗闇に包まれたフィリピンに住む人々や独裁者の群像劇
長尺なので少々の中弛みはあるものの、意外とインターミッション無しでもラストまで面白く観れた
独裁政治を行う大統領は、身内に裏切られすぎてだんだんと常軌を逸していくけど、その分側近たちの守りが強く、反乱軍がなかなか手出し出来なくて歯痒さもあったり(それが現実なんだろうけど)
独裁政治と比例するように土砂降りの雨のシーンが多いけど、最後の最後で光が見え、ラストでふわっと重い空気が軽くなる作品だった