ニコラス・ケイジが大作に出ていたころを思わすようなアクション映画といっても、ずっとスケールは小さくB級テイストである。ファムケ・ヤンセンやケヴィン・デュランドも脇を固めているし、うまい役者陣を集めている。
ヤンセンは50代後半なのにいまだ〝現役感〟がある。顔は修正できてもさすがに手の甲はごまかせなかったようで、そこに年齢が出てしまった。スタッフが微修正してあげるべきだっただろう。残念。
で、映画の方はケイジの役柄がなかなか憎めないため、人気があればシリーズ化もできそうだが、大ヒットはしていないようだし、連作はなさそう。よくありがちな話だしね。
カネのためにサイコっぽい役や変人役とかいろいろB級映画に出てるが、悪ぶってもホントは善い人っていう役柄が彼には一番似合う。