爆裂BOX

ザ・ビーストの爆裂BOXのレビュー・感想・評価

ザ・ビースト(2020年製作の映画)
3.8
凄腕猛獣ハンターのフランクはホワイトジャガーの捕獲に成功。貨物船で輸送しようとするが、テロリストのフラーも同じ船で移送することになり、逃げだしたフラーが猛獣を解き放ち船内はパニックに…というストーリー。
最近はDVDスルーのB級C級Z級映画の常連になってるニコラス・ケイジ主演のアクション・サスペンス映画です。
今回のニコケイが演じるのは猛獣ハンターのフランクです。お金大好きで口が悪く自分勝手な所もあって一見ろくでなしですが、最初の運転手に「子供に靴買ってやれ」とお金渡したり、口では色々いいながら結局人助けしたりと根は善人なのがベタながら良い感じですね。最後のホワイトジャガーの届け先にもほっこりしました。ニコケイは格闘戦もやったり頑張ってたんじゃないですかね。
ジャケットではゴリラも出てますが、逃げ出した猛獣はホワイトジャガーと猿と毒蛇だけですね。でも、思ったより暴れなかったのは残念。それぞれ一回づつぐらいでしたね、人襲ったの。猿は子供に手出されそうになったからだし。ホワイトジャガーも基本逃げ回ってるだけでした。
代わりにメインで暴れまわるのはテロリストのフラーでしたね。こいつが一人で船内で殆ど殺しまわってました。国家によって一流の殺し屋になっただけに格闘戦でもかなりの強さを見せてましたし、演じるケヴィン・デュラントの演技も不気味でいい味出してたと思います。この人は善人も良いけど「LOST」のキーミーみたいな冷酷な悪役がはまりますね。
ファムケ・ヤンセンもやっぱり美人ですね。機関長の船員スカリーもいい味出してました。電源落としてタバコ吸いながらフラーを誘き寄せる所はカッコよかったですね。
ラストのフラーの倒し方は中々残酷な感じですがスカッとはしました。でも、あれだけ麻酔団撃ち込まれても中々倒れないフラー強いなぁ。
中々楽しめたB級アクションサスペンスでした。テレ東とかで流れるのにちょうどいい感じですね。