マッキー

水曜日が消えたのマッキーのレビュー・感想・評価

水曜日が消えた(2020年製作の映画)
3.6
鑑賞前は、
主役の中村倫也くんが
7日分の人格を入れ替わり
演じ進んでいく話かと思っていたら、

主に〝火曜日くん〟の視点で
物語が進んでいきました。

最初はそれがなんだか
物足らなさも感じてたけど、
いやいや!物語の性質上
〝火曜日〟にしっかり
感情移入できて
とても良かったです✨ 

他の人格がどんな風に
生きてるかなんて〝火曜日くん〟
には知るよしもなく、あえて
他人格が描かれないことで
ミステリーさが増すし、
〝火曜日くん〟の毎日の
憂鬱さも疑似体験できる。

それでも中盤、思わぬ形で
他人格が登場するのも
あくまでも〝火曜日〟目線
なので世界観を大切にしてる
感じがあってとても良かった!

【水曜日くんがいなくなったことでズレていく日常】

も徐々に事態が転じていくのだけど、
これもまた〝火曜日くん目線〟なので、
パズルのようで面白かったです✨

でもだからこそ!!

結局は7日分の中村倫也くんが
期待通り出てきた時、むしろ
残念に思ってしまいました😅 

ま、中村倫也くんファンには
欠かせない映像だし、作品としても
欠かせないショットだとは思うのだけど、
物語としては少し浮いて見えてしまって…
【↓詳しくはネタバレコメントへ】

物語全般としては
少し地味な話ではあるけど、
とても練られていて面白かったです!

何気に〝人生の生き方〟を自分に
置き換えて少し考えたりできる作品
でもあって、そういう意味でも
楽しかったです♡

図書館の司書さんが
とってもかわいい✨
ありゃ惚れる😍笑

でも献身的に見守ってくれている
あの女友達(一ノ瀬)もなんだか
健気でキュン♡ってしちゃう( ᵕ·̮ᵕ )♡
若干上野樹里ちゃんに似ていて
じっくり見るとそうでもない 笑 
でもかわいい😍

エンドロールではそれぞれの
曜日さんたちが付箋でやりとりしてて、
それもめちゃくちゃ良かったです✨

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【以下、ネタバレ】

















●〝火曜日くん〟を主役に
 据えることで、他人格の人生が
 描かれないのが逆に潔く感じて
 面白いつくりでした❣️

 途中スマホの動画を使って
〝月曜日くん〟とやりとり
 するのだけどこの手法も面白い✨ 

 あくまでも〝火曜日くん〟の視点で
 多人格と対峙するので、これまた
 リアルさがあって緊張感がありました!

 ところが…😓 


●ラスト、とってつけたかのように
 7日分の人格の生活が〝第3者の目線〟
 で描かれます。。。

 うーん、確かに鑑賞前は
 こういう画(え)を期待してた
 のだけど、むしろこの物語においては、
 いらない描写だなぁ💦と。。。

 しかも、【その後…】という割には、
 今回の一連の事件が あまり他人格に
 影響してないかのように、

 他の曜日達は何事もなく日常を
 過ごしてるので、なーんか
 違和感しかなかった。。。
 しかもその一人一人の描写も
 結構〝薄い〟…💦

 だったらせめて一ノ瀬ちゃんを主に
 それぞれの曜日の人生も垣間見れたり、
 今回の事件を機にそれぞれが動画で
 やりとりするとかでも面白かったなぁ、
 なんて。

 でもやっぱりこの作品において
 中村倫也くんが7人を演じる姿は
 見たかったし😁 あれはあれで
 貴重なシーンでしたけどね♡
マッキー

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