このレビューはネタバレを含みます
ヒーローから一転。
爆弾犯の容疑者に挙げられるリチャード。
ビタイチ証拠が無くて、犯人像も何にも無いのに、一市民をここまで追いやれるのか。
新聞記者に情報を拡散させる為にあえて容疑者を伝えて精神的にも追い込む鬼畜っぷり。
コレが実話ってんだからマジでクソだな。
ナディアが言ってた
「私の国では、
国が有罪と言ったら無罪の証拠。」
どこの国でも一緒だな。
今読んでる「殺人犯はそこにいる」でも書かれてるけど、日本でも同じ。
誰かをスケープゴートにすれば事件解決。
その後のその人たちの人生など考えもしないで。
最後の司法省に行って尋問でのリチャードの言葉がホントに泣ける。
この先、もし警備員が不審物を見つけたら通報するだろうか…
きっとこう思うはずだ。
「リチャードの二の舞はごめんだ。逃げよう」
ホントにそう。
人間の心理としてそうなると思う。
真犯人を野放しにした挙句、未然に防げるかもしれない事故を見過ごす体制を作ってる。
いくつもの可能性を考えて客観的に判断するのが仕事ではないのだろうか…
そして、ラストのカフェでのポール・ウォルター・ハウザーのドーナツ食べながら泣くシーンは名場面。
涙腺ダム決壊。
(と、同時に可愛すぎて悶絶)
あと、ワトソンに弁護をお願いしようと思った動機を吐露するくだりはホントに素晴らしかった!
(クッキー食うなよ!もツボ。笑)
あ〜めちゃくちゃ良かった〜
PWH良すぎたーー
2022-90