田上

リチャード・ジュエルの田上のネタバレレビュー・内容・結末

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

良かったなぁ〜って心から思える終わり方で安心した。
事件のことは何にも知らずに見たからほんとに犯人?っていう考えも持ちながら見た。
結果犯人じゃなくてホントに良かった。
終わってから思ったことだけど、どストレートに英雄の話だったなと。
イーストウッド監督が好きそうな題材で、この作品でも尊厳というテーマが根底にあるよね。
重厚っぽいけど主人公リチャードの可愛らしさだったり、サム・ロックウェル演じる弁護士のイキイキした感じとか、タッパーが押収されたことにキレまくるキャシー・ベイツとか、随所に緊張を解く演出が施してあって見やすかった。
展開が二転三転したりだとかいうエンタメ要素は全然なくて、登場人物たちの細かい描写に時間が割かれてる。事件の記号としてじゃなくて温かみのある人間としての描かれ方が良い。
普通ワトソンに100ドル返すと思うやん。そういうあからさまな感動演出はナシ。
すごい匠だなぁって思った。
締めるところは締める、抑えの効いた演出もじわじわと感動させてくれた。
良い映画見たなぁって思えた。

FBIのやり方汚すぎる!
メディアも気持ちイイくらい汚い!
超胸糞悪い。
でも正義は勝つ!
田上

田上