Senki

雨月物語のSenkiのネタバレレビュー・内容・結末

雨月物語(1953年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

おどろおどろしさ満点!!
若狭と乳母が良い。そう、京マチ子の演技が良い!!!

そして音楽も美しい。

人の世は思う通りにならない。妻子を大切に生きよう、とか道徳的な感じ、おみくじの格言に出てきそうな教えを感じた。

欲に囚われて大切なものを見失った2人。
性根までは腐っていなくて、本当は2人とも妻の事を大切に思っていた所には救いがあった。
というか、逆に驚いた。あんなに欲望ありまくりだったのに!

姫さまが幽霊というのは登場の妖しさからして予感はしていたけれど、宮木との再会シーンでは亡くなっていたなんて分からなかった〜。
最期のシーンではヨロヨロしつつも歩いて行ったので…

宮木が幽霊になって声がするのがなんとも違和感があった。説明っぽ過ぎるような。

貧しい村の話だったり高望み、欲よりももっと身近なものを大切にしよう!とか賊に殺されたりするんだけど、印象に残ったのは朽木氏の屋敷での豪華なもてなし。楽しい日々でした笑
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