ながつか

雨月物語のながつかのレビュー・感想・評価

雨月物語(1953年製作の映画)
4.8
呉服商の店先でふと奥を覗くと、そこに妻が現れる。彼女は楽しそうに服を手に取り体と合わせてみせる。帰ってきた夫の前に幽霊として現れるシーンをワンカットで見せる。霧の深い湖の船や、壊れた家から次第に漏れ出る光。妻が最初に幻影として現れたとき、すでに死が予感されているようだった。
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