スローターハウス154

雨月物語のスローターハウス154のレビュー・感想・評価

雨月物語(1953年製作の映画)
3.9


身の丈を知ることって難しいよね。
高望みせず手元の幸せを大事にしましょう..なんて、まさに日本の昔話らしい教訓だ。

試しに“腐れトマト”で評価見てみたらなんと100点満点。観てる間中、コレ外国人にウケんのかな?と思っていたんで驚いた。
その理由の一つはきっとこの”幽玄“な雰囲気が、とくに外国から見たら新鮮だからなんじゃないかな。この雰囲気をどう説明できるか?“ミステリアス”という言葉じゃ表現しきれないだろうし、“ホラー”じゃもちろん的外れだし。
幽玄、としか言えない気がする。そのなんとも説明し難い雰囲気を、そのまま映像に込めたのは確かにすごいかも。日本人には、いや少なくとも自分にとっては、無意識下のうちに馴染みある雰囲気だからイマイチすごさがピンとこない、んだと思う。なんというか、日本でしか作り得ない映画だ。
終始、夢で見たことがあるような映像、雰囲気だった。