蛙ドーナツ

ブロードウェイと銃弾の蛙ドーナツのレビュー・感想・評価

ブロードウェイと銃弾(1994年製作の映画)
4.0
この映画の主人公は、演出家のサリエリくんです。
クリエイター系の仕事をしながら、まあ、それなりに頑張って食えている人が観ると漏れなく脳を口から吐き出して死にそうになる映画。オススメ。
なんつうか、マジでウッディ・アレンってファッキン性格悪いんだな、と感心しちゃったね、両生類は。
サリエリくん、サリエリくんだから才能がないって訳じゃなくて、まあ、それなりにあるんだけど、光り輝くサムシングは無いっていうのを薄々感じながら、それでもクリエイターにありがちな尊大さと倫理観の無さを持ち合わせてるキャラクターって時点で、また脳を鼻から吐き出す。
そんなサリエリくんがギャングだけどモーツァルトな男と出逢う話。
モーツァルトはギャングだけどモーツァルトだから、芸術に妥協せんのよ、カッコいいね。でも、それ故早死するのだ……。
野生の天才は早死し、それなりに器用さがあるそれなりの奴が生きてけるという、この、おおおおおお、……ここまで書いて思ったんだけど、ウッディ・アレンがクソ性格悪いのは、「ま、俺は狡猾さと器用さを持つモーツァルトだけどね★」みたいなところが見え隠れするし、実際そうだったりするところ。クソファッキン・ウッディ・アレン。

それはそうと「ウエストワールド」の第二話か第三話に出てくるクソ痛痒い性格の、やっぱりクリエイターらしい尊大さと傲慢さと倫理観のなさを持ち合わせたシナリオライター(でも才能はそこそこ)がめちゃくちゃお気に入りだから観てやってくれよな。

ナランチャじゃねえけど、アイツは俺、俺なんだ!!!!みたいな気持ちになったりするからな、両生類は。
ちなみに、ウエストワールドはちゃんと全部観てないです。
蛙ドーナツ

蛙ドーナツ