ブロードウェイと銃弾の作品情報・感想・評価・動画配信

「ブロードウェイと銃弾」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

今回もアレンの才能を堪能させてくれる嬉し楽しおもしろ映画。自身を投影したような自信過剰な劇作家デビッドが完成した戯曲を売り込み、マフィアのボスが女優になることをせがむ愛人を主役で使うことを条件に出資する。配役決定から本読み〜リハ開始となるがド素人素質ゼロわがまま娘の愛人とその付き添い用心棒、プライド高い盛りの過ぎた往年女優、過食症の男優、ペット同伴脇役女優と難癖揃いで演出進行に四苦八苦するデビッド。この辺りの演出家苦難あるあるは多分アレン実体験ネタの宝庫、面白くない訳がない。相手の口を押さえ“わかってる、わかってる、何も言うな”は色んな意味に使えて笑える、上手い。そして外野の観客用心棒チーチが台本に横ヤリ入れ出し、それが悉く的を得た指摘で作家の原型台無しになりながら評価はうなぎ上り、気を良くしたチーチはもっと最高の舞台にするには能無し親分の愛人を舞台から降ろすことだと勝手に始末する。没頭すると全てに優先するアーティスト本能の伝播、その反動で自らも開演中に銃弾に倒れるがそれさえ舞台効果を増す結果に…。隅々まで計算し尽くされたアレン脚本&演出に珠玉の時間味わえました。
この映画の主人公は、演出家のサリエリくんです。
クリエイター系の仕事をしながら、まあ、それなりに頑張って食えている人が観ると漏れなく脳を口から吐き出して死にそうになる映画。オススメ。
なんつうか、マジでウッディ・アレンってファッキン性格悪いんだな、と感心しちゃったね、両生類は。
サリエリくん、サリエリくんだから才能がないって訳じゃなくて、まあ、それなりにあるんだけど、光り輝くサムシングは無いっていうのを薄々感じながら、それでもクリエイターにありがちな尊大さと倫理観の無さを持ち合わせてるキャラクターって時点で、また脳を鼻から吐き出す。
そんなサリエリくんがギャングだけどモーツァルトな男と出逢う話。
モーツァルトはギャングだけどモーツァルトだから、芸術に妥協せんのよ、カッコいいね。でも、それ故早死するのだ……。
野生の天才は早死し、それなりに器用さがあるそれなりの奴が生きてけるという、この、おおおおおお、……ここまで書いて思ったんだけど、ウッディ・アレンがクソ性格悪いのは、「ま、俺は狡猾さと器用さを持つモーツァルトだけどね★」みたいなところが見え隠れするし、実際そうだったりするところ。クソファッキン・ウッディ・アレン。

それはそうと「ウエストワールド」の第二話か第三話に出てくるクソ痛痒い性格の、やっぱりクリエイターらしい尊大さと傲慢さと倫理観のなさを持ち合わせたシナリオライター(でも才能はそこそこ)がめちゃくちゃお気に入りだから観てやってくれよな。

ナランチャじゃねえけど、アイツは俺、俺なんだ!!!!みたいな気持ちになったりするからな、両生類は。
ちなみに、ウエストワールドはちゃんと全部観てないです。
haruharu

haruharuの感想・評価

4.5
これぞ喜劇。個性豊かな登場人物たちが期待どおりの活躍(?)をしてくれて、まぁ見事に楽しませてくれます。
チーチ、ぜんぶ持ってくなあ。
今作もすべてが軽やかで洒落ておりました。
ウディアレンが出てないウディアレンの映画で暫定1位だ。全キャラ立っていて天才。

主人公ジョンキューザックのエドワードノートンとジョンタトゥーロを混ぜた感じのヘナチョコ顔が合いすぎて愛すぎる。
やっバァァァァ!!!!!!
ウディアレン、割と作風に一貫性あるからずっと好きな監督だったんだけど、ウディアレンの中でイッチバン好きな作品だったわ。ヤバすぎる。これ。

ローマでアモーレ。世界中にアイラブユー。割と好きな作品が多い作家だったんだけどなにこれ???めっちゃ個人的な好きに溢れてる作品だった。

マジで久しぶりに、個人的に色々落ち着いて、酒飲みながら映画観たっていうシチュエーションもあるかもしれないけど、スッゲェこんな映画観れて幸せだわ。

まず、色調!!クラクラするくらい、肌がオレンジ色でギラギラしたニューヨーク。豪華絢爛な赤と、暖色照明のオレンジ色。すんごく好き。キラキラギラギラしててさ、女の人も男の人もみんなタキシードとか、きつめのメイクしてビシッとまとめてんの。この、インテリアとか服装の美術からして個人的なタイプだったわ。

ほんでもって、フィルムっぽいクソヤベェ映像。同じ構図でもピントの合わせ方で伝わってくる心理描写とか、役者の照明によって読み取れる表情とかさ、マジで惚れ惚れしちゃうくらい美しいの。光や照明でさ、役者の表情なんて影で潰れてる部分でさえ、ショットとして写真みたいに決まってるの。だし、どんな表情してるのか想像できるような。

長回しとかも多かったり、割と役者の演技も演劇っぽいというか、動きで伝えるようなものも多くて、割とそういった部分も個人的に好きだった。

何よりストーリーがバリやばい。芸術って本当になんなんだろうね。悲劇って他者から見ると喜劇でわあるし、女と男の恋愛なんて全世界的にみても阿呆のやることだし、なんかそういった部分が軽く明るく見れるところがウディアレンの好きなところなんだよな。

マジでアーティストに対する皮肉をウディアレンらしさで内包したストーリー、すんごく好きだった。

いつか、人と見てみたい映画だったな。すごくよかったし、幸せな気持ちになったわ。

このレビューはネタバレを含みます

◎少々難あり役者達の不協和音が楽しい。ブロードウェイ舞台裏あるある的な。

◎ダイアンウィーストとジョンキューザックとの台詞の掛け合いが粋。
映像も色も衣装も全て、彼女の為に作ったかのような演出。

◎ギャングの男が人を殺してまでも、自分の最期の時までアーティストにこだわり、芸術家を目指した演出家は、目の前にある成功を捨て、普通の愛を手に入れる。
根底に流れるテーマはアーティストであるか、中身のある人間であるか。
シェークスピアの未発表作品と名もなき一般人、どちらを助ける?
「ドントスピーク‼️ドントスピーク‼️」

腹抱えて笑った(笑)

ジェニファーティリーさん追いかけて三作目✨

kikkiさんオススメで、

とっても素敵な喜劇✨

やっぱり喜劇やからかなぁ、三谷幸喜作品によく似てる👍


🎞

新人劇作家デイビットは、新しい劇を作る。

そこには様々な問題、環境を抱えてる俳優たちが集まってくる。

個性の塊みたいなみんなは、やはり最初はギクシャク🙅🏼

そこで起きる数々のドラマ✨

まさかまさかのどんでん返し(笑)

🎞

これはまたジェニファーさんだけでなく、

それぞれのキャラがたってて、面白かった✨

三谷さん作品大好きやから、すぐ似てるなーって思った。

やっぱり絡むマフィア💦

今回良かったのはヘレン役のダイアンさん❤️

ちょっとお姉さんやけど、色気たっぷりなんよねー✨ファッションもどれも素敵で、うっとりしながら観てました‼️

kikkiさん、ありがとうございました❤️






次は、レビュー998作目ということで、ここから3作品は決まってました✨

ノーヒントでいこうかなー😊少し前話題になったあの作品です✨ずっと観たくて温めてました✨
p

pの感想・評価

3.5
夢理想と現実。
ウディアレン監督、毎回最高です。

夢いっぱいの劇作家、情熱たっぷりだけどキャストは地獄だし自分の腕もいまいち、プラス何かと揺れ動いちゃう性格で事態がどんどん思わぬ方向へ転がっていく。

監督っていろいろ言われてるけど、描くキャラはいつも等身大で、流されたり弱さもあるけどそこが人間らしい魅力、おもしろさでもあって、どのキャラも無理がないどころか「いるいる」って思えて、プロットも超自然。(今回の熟年女優さんは強烈すぎだけど笑)
毎回楽しいし、自分の人生も重ねながら見れるから楽しい以上。
人生を常に客観的に見ようとしてるところもいいよね。

自分に無いものを持っていて羨ましい人でも、その人なりの悩みはあるし、夢があっても、現実は想像以上に厳しいし、人生は予想外の事件ばっかりだ。
経験を通して、選択を続けていくしかない。だからといって、何があるわけでもないが。笑
ゆうり

ゆうりの感想・評価

3.4
2021年256作目
今年5月に城田くん、髙木くん主演のミュージカル『ブロードウェイと銃弾』を観劇した上での鑑賞だったので、あらかじめストーリーの展開は分かっていたのだけど、やっぱり出演者も違えば舞台演出と映画の演出は全然違うので、その比較をしながら観たのでより面白かった☺️まあ舞台版は『今日から俺は!』の福田さんが演出なのでそりゃコメディ寄りにはなるわな。
ジョンキューザックとダイアンウィーストの掛け合いだけで一本観たいぐらいです。どこか吉本新喜劇を彷彿とさせる。アレン作のなかでももっと評価されていい作品だと思います。
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