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ひとつの太陽のkaanaのレビュー・感想・評価

ひとつの太陽(2019年製作の映画)
3.6
「ザ・台湾」と言ってもいいのかな?
独特の雰囲気、日本と中国とタイ映画が混ざったような感じ…?と思ったけどどうだろう。

1番伝えたいことは何??ってなるし、最後の1時間は蛇足だったような気もするし、たぶん再びは観ないだろうけど、まあ、うん、悪くはない、という感じでした。

最初のシーンからわりとぶっ飛んでたからわけわかんない映画かなとも思ってたんだけど、ワンシーンワンシーンはきちんとしていてストーリーもあって、好きなシーンもたくさんあったのでこの評価。

『陽光普照』というタイトルと、流れていく家族の時間。愛がある分、家族ってつらいよね。

密な人間関係は、台湾とかならではかなと思った。日本ではありえない近さに周りの人間がいるというか。精神的に。

映像がとても綺麗で、とくに台湾の薄暗い部屋の中が大好きなんだけど、この映画でも素敵なおうちを見ることができました。あとは、風景が良かった。上品に入る光の加減に癒される。

この監督の作品で、もっとまとまったものがあれば観たいかな。
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