やかじょ

人生、区切りの旅のやかじょのレビュー・感想・評価

人生、区切りの旅(2019年製作の映画)
3.5
東京国際映画祭にて。
毎年適当にチケットを買っているんだけど、ほぼハズレなく何を観ても良い。

今年はアメリカの親子関係再生ロードムービー。
反発する息子と再生しようと頑張るもうんざりしてくる父親。
観終わってあとで調べて分かったんだけど、息子役は『ウォールフラワー』『ハッピーエンドができるまで』でさえないがいいやつ代表を務めていたローガン・ラーマン。
モテなそうな感じ含めて好きだったのに、成長していきっておりました。

この映画を観て、人は本当に多面的なんだなぁと思った。
父と息子、性格が違い反りが合わないものの、トラブルに出くわした時、それぞれの性格をいい方向に補完し合い目的を達成していく。
悪いところだと見えてたものが自分にはない良さだと思える。
そうお互いに気づいた時には良いバディになれる。
女の子も逆の意味でそうだね。
本当に彼女が歌い始めた時はてっきり2人を繋ぐ天使かと思ったよ。

話自体に目新しさはないけど、時々クスクスと笑えたり、奥さんに関するミステリーが混ざっていたり、最後のシーンの美しい風景にほっこりと観て良かったなという気持ちになった。