浮浪者

ヴィタリナの浮浪者のレビュー・感想・評価

ヴィタリナ(2019年製作の映画)
3.5
このように愛することもできるという、提案でもなく、こうとしか愛せなかったという、諦念でもない。

これこそが、つまり、映画こそが、愛の結晶作用であること。愛の定着術としてしか、映画は救われないのだと、という奇妙な論理を抱かせてしまうような魔術はたしかにあったのだった。南無。
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