ヒジィアレン

羊飼いと風船のヒジィアレンのレビュー・感想・評価

羊飼いと風船(2019年製作の映画)
3.5
羊飼いと風船

チベット映画
チベットの羊飼いとその家族の話

チベット映画初めてみた
チベット仏教の倫理観が濃く残る土地に住む一家
輪廻転生のチベット仏教の教えが根強く、高僧の話が力強い
こんなに文化の違う仏教があるんだなー世界は広い

ジワジワと進む物語
それぞれの想いがぶつかり絡まり合います
羊と人間の対比というか暗喩みたいなところが地味に効いている
結構性的な倫理観というか死生観が独特だし、中国の政策の影響が濃くて、その狭間にいるチベットの人たちが重要でした

羊飼いと風船で最後に風船が効いてきます
最初に出てくる風船がインパクト強い分、後から効果発揮してきてました

チベット問題が再燃しているこのタイミングで上映館規模が1桁の作品
なかなかクセがあります