麻薬ビジネスから足を洗うミッキーの大麻農園の売却を巡って、様々な計画や思惑が交差する。ミッキーの右腕の男に、ゴシップ記者が情報で揺さぶりをかける場面をもとに、過去の回想で物語は進んでいく。記者の話であるため、誇張されつつ、面白おかしく農園にまつわる事件の真相やそれぞれの思惑が明らかにされつつ、大金ゆえの代償が支払われていく。真相が現在の時間軸に近づくにつれ、物語は大きく動いていく。
アクションかつコメディ映画であり、純粋に楽しめた。それぞれの動きの裏付けや、前後のつながりがわかりやすく、キャラクターも魅力的だった。しかし、あっと驚くようなラストではないと感じた。現在進行形で起きていることか、出来事の伝聞であるかの線引きがあいまいなまま進んできた弊害として、ラストにもその境界がぼやっとしてしまった。グロいシーンもあるが、直接的には描かれていないため、誰でも見れる内容であった。
