セバーグ顧客19号

花椒の味のセバーグ顧客19号のレビュー・感想・評価

花椒の味(2019年製作の映画)
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私にとってのケニー ビーは「殺したい妻たちへ」の優柔不断な夫だったり、「上海ブルース」のええヤツだけれども、今回は泣かせる父親がど真ん中に良すぎた。
実際、あちこちに娘が3人も居たら大変やろう(しかもお互い全然知らん)けども彼が演じた火鍋屋主人やったら何となくありそう。
長女の頑なな冷たさがだんだん父親を理解していく過程で、次女、三女もそれぞれの大切な人々との理解や再確認が出来ていくシーン、台詞一つ一つに泣ける名作でした。
アン ホイ製作 ヘイワード マック監督 流石です。