あおたろう

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のあおたろうのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

話題になっているから一応見た。映像、音楽はとても迫力があって美しく感動した。しかし、ここまで話題になるほどの内容だったかは甚だ疑問である。まず、劇中のギャグが寒すぎた。自分たちの理想の夢を見るシーンもちょっと長いと感じた。そして、やはりメインのメンバー三人衆のキャラクターが好きになれない。見ていてイライラするアニメは珍しい。あと、煉獄さんはどうやって幻術を振り払ったのだろうか。禰󠄀豆子のおかげであれば、そんなに強くないことになってしまう。映画館で鼻を啜る音がちらほら聞こえたが、どこに泣ける要素があったのかも疑問だ。炭治郎たちからしてみれば、出会って数時間も経っていない煉獄さんの死であんなに泣くのはおかしい。鬼殺隊のトップが負けたことによって、絶望や恐怖の感情に襲われるほうが普通だと思った。
 「鬼滅の刃」自体ストーリーに筋が通ってないというか、行き当たりばったりで書かれた漫画のように感じる。設定が甘い。伏線も全然回収されていない。「無限列車編」に関しても映画化するほど面白いかと言われれば微妙だと思う。他にもっと面白い漫画はたくさんあるのになぜここまで人気が出たのだろうか。これがマーケティング力の賜物だとしたならば、あっぱれとしか言いようがない。
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