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権力に告ぐのWNTのレビュー・感想・評価

権力に告ぐ(2019年製作の映画)
3.6
ゴリ検と呼ばれるソウル地検のヤン検事は、当て逃げ事件で聴取した女性に、セクハラをされたと遺書を残されてしまう。
自身の汚名をそそぐため、ヤン検事は自殺で亡くなった女性スギョンを調べ始める。

女性の死から見えてきた大韓銀行の大きな陰謀。

自分は陥れられたとだけ感じていたヤン検事は、大韓銀行のことを調べることで不正に気付き始める。
権力の重圧に押し潰されそうになりながらも、国民の為に正しいことをしたいという強い気持ちで捜査を進めていく。
争うことは難しく金と権力に負けそうになるなか、どんな誘惑があっても流されないヤン刑事が逞しくカッコよかった。
チョ・ジヌンは本当に刑事とか検事役が似合うなとこの作品でも思った。

これが実際にあったことだということと、あれからどうなったかが最後に説明されていてやりきれなかった。
こんなことがあってもいいのかと悲観的になってしまうけれど、この作品はヤン検事のような真っ直ぐな人が主体になって動いてくれていたので救われた。
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