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権力に告ぐのをっさむのレビュー・感想・評価

権力に告ぐ(2019年製作の映画)
3.4
2003年のローンスター事件を元にした作品。

『国家が破産する日』が1997年韓国のIMF危機を描いた作品でその後の金融の話になるので、
続編ではないけれど先に『国家…』を観ていたおかげでわかりやすかった。

『国家』に比べると、国民の生活事情などは少なく、主人公が検事として捜査する描写がメイン。
なのであまり感情移入や危機感は伝わらないけど、あのIMF危機後も国民の生活お構いなしで相変わらず特定の人間が利益を得ることしか考えてないのか…とびっくりする。

原題が「ブラックマネー」で、「権力に告ぐ」の邦題はなかなかカッコイイと思ったけど、ストーリーはあまりカッコよくはいかないのが残念。
いまだに終結していない実話が元なので、無理矢理創作したラストにするよりはいいのかな。

ちなみに『国家』と『権力』両作品に出演してるチョハンチョルさんの役柄が…複雑な気分😅
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