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ブータン 山の教室のktyのレビュー・感想・評価

ブータン 山の教室(2019年製作の映画)
3.9
ブータン版24の瞳?

56人の村人が住む、ヒマラヤ山脈、標高4800メートルの秘境ルルナ村に赴任した、ミュージシャン志望の若い先生が子供たちと触れ合うドラマ。

ノマドランド同様村人が本人役で登場するから、説得力がありました。向学心に燃える子供たちのキラキラした瞳が、魅力的でした。

特に主演のペム・ザムちゃんのひたむきさ、これだけでも観る価値がありです。

物質的には貧しい村なのに、みんな明るい、自然は素晴らしい、よくここで映画の撮影ができたなあと感心しました。

ものが不足してても電気がちゃんと届かなくても小学校から英語で挨拶し英語を学ぶこの国の人は、英語を話せるということを、上映後のトークショーで知り、日本は物質的に豊かなのに情けないなあ、、、

発展途上国だから国民が平等に教育を受ける体制が整っていない、だからこそ教育は未来に触れることのできる貴重な体験なんだ、子供たちに足るを知ることの大切さを教わった気がしました。
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