ドキュメンタリーと思って観始めたら、ドラマ仕立ての作品だった。
幸福の国と呼ばれるブータン。クルマや交通機関では辿り着くことの出来ない山奥の僻地にある集落で、オーストラリアで生きることを夢見る青年が学校の先生として出向することとなるお話。
ブータンの自然の風景とそこに生きる人たちの美しい世界観に、自然と引き込まれた。個人的にとても好きな作風。
紙は貴重な資源だから、火をおこす時はヤク(牛の仲間)のフンを乾燥させたものを使う。
学校には黒板もない。
チョークの代わりにヤクのフンを使う。
いつの間にかヤクを一頭、学校の校舎の中で飼いながらみんなで勉強。
「先生は未来に触れることが出来る。」
先生は子どもたちに学びの機会を与えて、それにより子どもたちの未来の可能性を広げてあげられる。
子どもたちに教える先生という職業の尊さ。良いな。
作品に出てくる子どもたちが本当に可愛い。