このレビューはネタバレを含みます
ルナナ村へ派遣される先生の幼さと捻くれ度は不快なほどだったので、子どもたちに会ってすぐに改心した様子には驚いた。表情まで変わっちゃって…。
ドキュメンタリー映画のようだなと思って観ていたら、ブータンにはそもそも役者がおらず皆ほぼ本人役として出演したのだと観終わってから知り、納得したとともに貴重な作品だと感じた。
辺境の村で学びを欲する人たちが、ひとりの青年の成長に利用されたようにも見えてしまってモヤる気持ちは残りつつ、日本にいながらブータンの文化を垣間見ることができるなんて有り難いという想いもありつつ。
「先生は未来に触れることができる」仕事だと劇中で言っていた。未来とは、子どもたちのことだろうか。