りた

Share the Painのりたのネタバレレビュー・内容・結末

Share the Pain(2019年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

短い40分という時間に込められた想い。

出てくる子たち全員の気持ちが分かるなぁ。。って観てた。

ユウキくんがSP法に反対して受けたくない嫌だと思う気持ちも分かるし、あやちゃんが愛してるなら受けてよ!って思う気持ちも分かる。
受けてドヤ顔になる気持ちも分かるし、受けてくれて嬉しい!ってなる気持ちも分かる。

受けたから愛しているというのもちがうし、受けてくれなかったから愛してないというのも違う気がする。
受けるという行為には間違いなくそれ相応の覚悟が必要でそれは確かに相手への気持ちがないとできないものだと思うけどそんなの高校生の思春期真っ盛りのときに出来るのだろうか。
親が元気に送り出すのも笑ってしまった。

嫌がる相手を組み敷くのが性犯罪だとするなら、SP法も同じなのではないか?と思ってしまった。
ラストでユウキくんは結局SP法を受けるわけだけど、この法律があれば性犯罪は無くなるのだ!と正当化してる感じが少し残念だった。

私はこのやり方では性犯罪はなくならないのではと思ったけど、じゃあどうすれば、という考えは思い付かない。性犯罪をなくすのは難しい。それを考えるきっかけにはなったから映画としては成功なのかな。
りた

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