インディーズ映画でよく観る役者さん高橋雄祐の主演兼監督作品!なんかの舞台挨拶に出てきた時にそういえば監督作品の上映が……とか言っていたけども、何作も撮ってんのかな?また観たいな?なるくらいの良作
盲目の青年が料理人目指して修行すんよ!って話
いや、映画としてはめちゃんこ良い話やし、演者のレベル高いし、演出のクオリティ高いし、しっかり面白くて素晴らしい作品やけど
実際に飲食店で責任者として働いてる身からすれば……あの料理長は情に絆され店潰す気か!とは思ってしまい気を揉んだのでちょっとマイナス(-0.3)
目が見えないのに料理人に?って時点で、んな事できるかい!思ってしまったんやが、観終わった後も……う〜む、営業時間外の仕込み要員バイトならできるかも、くらいにしか心変わりできないのよなぁ、やっぱり調理場の中って危険がいっぱいやし俊敏性正確性が求められるのよ、本作に出てきたようなこじんまりした町の小さなイタリアンレストランでは人件費に余裕も無いやろうし、フルタイムで人ひとり増やせば月の売り上げ100万増やさないと……思うとねぇ
まぁそんなことを細かく考えて、やっぱり無理やなぁ!雇えないなぁ!思ってしまうマシンボーイと違い、本作の料理長は漢気溢れるナイスガイやし!盲目のユウキの無茶な修行に笑顔で付き合うケンタはもう良い奴過ぎて最高やし!
とはいえ、人不足に困ってすらいないレストランに頼み込んで修行に来た未経験盲目の若者を無条件で受け入れる程にはもちろん甘い世界では無いのであります!1ヶ月後に……パスタの出来を見て本採用の是非を決める、そう、いっちょ前ナポリタンでっきるっかな?チキチキパスタ猛テストなのでありまっす!
そうね、ユウキがこの店で働きたい!なったんも店の人気メニューであるナポリタンの味に感動したから…………
あか〜ん!もうひとつマシンボーイがこの良作映画にハマりきれん理由あった〜、そうねぇ、パスタ……ってかイタリアン……ってか洋食全般、微塵も興味無いからさ、ナポリタンやなくて、キーマカレーか麻婆豆腐なら最高なんやけどなぁ!思いながら観ていた、ぺろぺろぺろぺろ
ただ、いろいろ文句言ったとて、そこはマシンボーイの天邪鬼が故で本作が人や社会の理想像を40分の短い時間にギュッと握りこんだ素晴らしい作品なのは間違いなく、健常者にだってユウキ程の努力できるヤツはほとんどいないし、ケンタ程人間ができたヤツもほとんどいないし、彼らがやがて並んでフライパンを振る姿を願わずには居られなかったですよなぁ、まだ暗闇、まぢ光よ照らせ!って感じ!