MasaichiYaguchi

EYES ON ME : The MovieのMasaichiYaguchiのレビュー・感想・評価

EYES ON ME : The Movie(2019年製作の映画)
4.3
日本人3人と韓国人9人で構成された日韓合同グローバルグループとして活動する「IZ*ONE」の初の単独コンサートに密着した本作を観ていると、国籍とか言語を超えて素晴らしいパフォーマンスをしようとする彼女達の直向きさや情熱がスクリーンから伝わって来て胸が熱くなってしまう。
「IZ*ONE」が初めて人にはメンバーの中にHKT48の宮脇咲良さんがいることに気付くと思うが、宮脇さんを含め矢吹奈子さん、本田仁美さんの日本人のメンバーは普通に韓国語を喋り、韓国語で楽曲を歌っているので、グループ内において全く違和感がない。
この当たり前のことを当たり前にこなしていく彼女らに、映画の冒頭から感動を覚えてしまう。
K-POPグループではグループ内で2~5人でユニットを組んだりすることもあり、各メンバーがソロパートを受け持てる歌唱力やダンスパフォーマンス力があり、夫々が個性的なこともあって、その組み合わせによる“化学変化”が万華鏡のような魅力を発揮する。
本作ではコンサートシーンがメインになっているが、そのコンサートまでの“道程”、振り付けを中心とした練習風景、コンサートで披露される新曲のレコーディングも紹介されたりして「メイキング」の要素もある。
ただ一曲を除きコンサートで披露される楽曲の数々は字幕無しの韓国語なので、「IZ*ONE」が初めての方は“予習”してから観ることをお勧めします。
そうすれば楽曲が何を表現し、どのような世界観なのかが分かって、より心に響くと思う。
それにしても、初の単独コンサート会場がいきなりドームクラスというのが凄いと思う。
その会場の熱気たるや鑑賞している劇場のスクリーンから溢れ出し、恰も一体化したような感じになります。