このレビューはネタバレを含みます
ベトナムの表と裏。
隠された現実を知ることが出来るのが映画の一つの役割でもある。
あえて水平を外したカメラワークが印象的だった。
全編に渡って使われたワークが映画に描かれている人間の業や、不安といったナイナスな感情を表現していたと思う。
79分の短い尺の中で、豊かにロムの世界を描いていた。
「シティオブゴッド」に影響されてるのかな?
子供の純粋さがまた心に響く。
商売敵の子供と騙し、騙され、取っ組み合いの喧嘩して。仲がいいのか悪いのか。
そこにつけ込む大人はどこにでもいるのだなと。
ただ短い尺なだけあって伏線を張りっぱなしで回収してないところもしばしば。
それもまた映画らしいといえばそれまで。
日本もヤクザとシャブ以外でタブーに切り込む作品が出てこないかな〜