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聖なる犯罪者のGKのレビュー・感想・評価

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)
3.7
犯罪者であるダニエルが少年院から仮出所して、聖職者としてふるまう、という話。実話を元に脚本が作られている。ヨーロッパ圏、ポーランドでは、金銭面で恵まれている、人からの尊敬を集めることができるということで、聖職者になりすます事件がよくおこるんだとか。


テーマは「赦し」だと感じた。

自分を偽り聖職者としてふるまっていたダニエルは救われない。
一方でダニエルが聖職者として接していた住民には、最後に「きざし」が見える。違いは何かというと「受け入れることができるか」。
赦しを与えるのは、当事者とその相手であり、第三者はそのきっかけを与えるにすぎない。自分を受け入れ、相手を受け入れることでしか救われないのだと思う。

ダニエルが出所直後キマっている顔(というか目)とラストシーンの顔でご飯3杯いける。その他のシーンはもう少し過激な内容を期待していがそれほどではなかった(R18かというと?)。
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