あくあーく

ドロステのはてで僕らのあくあーくのレビュー・感想・評価

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)
4.1
宣伝文句の通り、ザ・ヨーロッパ企画な時間SF。漂う空気はバリバリ舞台のそれだけど、これは映画だからこそ出来る題材かなぁ。描きたいものがあって、それを実現する為の必然として映画という手法が選ばれるってのは良いよね。中身はといえば、まぁいつも通りのヨーロッパ企画だわwww 何の理由も根拠もなく始まるSF(少し不思議)と、それを使ったドタバタ。臨場感たっぷりの長回しに浸りながら、これどうやって撮ったのかなぁって映画そのものの面白さも感じる。辻褄合わせにちょっと考察してみるのも楽しいけど、あんまり深く考えずに役者と一緒に転がり落ちていく感覚を楽しむべき作品。