この原理を理解するのも大変なのに、脚本つくるのも映像として色んな角度から撮ったり辻褄合わせたりするのもすごく大変そう。それでも最後まで“らしく”を追求しているほのぼのとした雰囲気がすごく良かった。舞台俳優さんたちの映画だから最初の方はやっぱり舞台っぽくて映画にあまり馴染んでいない演技だったけど、朝倉あきさんの自然かつ上品な演技が入ったことで水滴を水面に落としたみたいに役者さん全員が映画に馴染んでくる感じが見ていて楽しかった。スマホを手持ちで撮影しているから仕方ないけれど、少し酔ってしまった(笑)あと、全体が最初から明らかすぎるので、伏線を置くようにもう少し鑑賞者に何かの謎を作ってほしかった！ヨーロッパ企画さんたちの映画もっともっと観たいです！
