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アンキャニー・不気味の谷のseriFilのレビュー・感想・評価

アンキャニー・不気味の谷(2019年製作の映画)
3.2
張り詰めた映像を楽しみました。が例えば「ブラックミラー」のエピソードの一つかのような小粒感がややざんねん。
エクスマキナにも感じたことですが、不気味の谷次元のテクノロジーにおいては、観察者のその対象への接し方が、とても無遠慮で差別的になるということ。本作では、それは対象がオーガニックかどうかより観察者側の問題だとはっきり示したようにも思います。つまりは不気味の谷問題は、差別意識とは何かという問題にも触っている気がしましたがどうでしょう。
ぜんぜん外してる気もしますが、さらに微妙にズレますと、「意識」の定義はわかりませんが、対象に意識があるかないかより、観察側が対象に意識を感じるのであれば、それは「ある」。実際、厳密な意味でそのことは確かめようがないですし。このへんのこと考えてるとおかしくなりそうになりますよね。
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