確かに自主制作規模の映画とは思えないクオリティ。予算的に見せられないところは映せないから、予算が潤沢な場合の描写で見てみたい。
主人公が役者含めカッコいいし、全体的におじさんが一度は憧れる若い娘を庇って倒れるアウトローな男性像というか、ちょっとそういう願望を具現化して見せてくれてるみたいな感じもある。森田想のキャラクターも良かった。
ただ、中盤までのスピード感に対して、後半は勢いを失う感じもある。復讐バイオレンスから擬似親子的なバディモノの人間ドラマにシフトチェンジする。流れは完全に『ラストオブアス』かと思った。
途中の車のロードムービー的なロケーションはかなり良かった。北欧っぽくて日本じゃないみたいな雄大な自然。
【鑑賞回数】1
【鑑賞履歴】
・2024/6/7 🎞️シネマ・ジャック&ベティ