ダンサーインザダークやハウスジャックビルトなどで知られるラースフォントリアーが14歳の時に撮った短編映画。包帯を巻いた男から逃げる少年の話。
後のイディオッツ、アンチクライスト、ハウスジャックビルトにも通じる強迫的な観念が描かれている作品でした。おそらく彼は子供の頃からOCDを患っていたんだと思います。
トリアーの短編はいくつか見てきましたが、今作が一番撮影や編集が良かったです。偽りなき者やアナザーラウンドを監督した、同じくデンマーク出身のトマスヴィンターベアが学生時代のトリアーのことをスーパーアイドルだったって言っていたのも少し理解出来ました。今作みたいな映画を作る先輩が映画学校にいたら、そりゃ人気者になってもおかしくはないです。もちろんその反面、某レフンのように同郷なのにも関わらず不仲になるパターンも多そうですが。
因みにトリアーの近況ですが、公式インスタグラムにて彼女を募集していました。相変わらずイカれてて笑えますね。