許されぬ大恋愛や戦争も話に含まれているのに、割と淡々とした印象、複雑な環境に育って早くに受容の精神を身につけてしまった主人公視点だからか
今更だが地続きの土地の中に国境があったり、人種の違いによる偏見や強い帰属意識があったりするのは無駄に生き辛いものだなぁ、と、「そんな区分どうでもえぇやん」というのは無責任だろうか…でもドイツだロシアだと、ポーランドはどこへ行った?という感じの強さに思うこと
だいたいそんなオオゴトなくても、日常の嫉妬や劣等感やプライドと戦い、自己の確立と維持に忙しいのだ人間とは
「なんで(あんな奴と)話すんだ」 「人は話をするものだからさ」