冒頭からいきなり事が起こり息をつかせぬ展開で掴みは抜群。シリアスな雰囲気かと思えば、イ・ビョンホンさん演じる男が合流してからはちょっと笑えるシーンもあります。この辺はせっかく硬派な雰囲気だったのにと思うか、良い箸休めと思うかで好みは分かれそうです。
噴火による地震の災害シーンは少しだけで、その後は２回目の大噴火を防ぐために終始するためディザスターだけ
娯楽映画なためストーリー運びはかなり強引な部分もあります。日本もそうだと思いますが、非常事態だとしてもアメリカを敵に回すような事を今の韓国が出来るかどうかは甚だ疑問。
災害シーンやアクションシーンは流石に韓国映画で迫力がありました。
イ・ビョンホンさん演じるスパイの男と、ハ・ジョンウさん演じるちょっと頼りない部隊長のドタバタが物語を盛り上げていました。
２つの家族を巡るお話もなかなか良かった。
ディザスタームービーに北朝鮮問題を繫げて来るのは、韓国ならではというか韓国にしか出来ない事で独自性を感じました。
皆さんが韓国版のアルマゲドンと仰っていて、いやそんな感じはないのだけどなと思っていたら、なるほどあのシーンでですか(笑)
最初から最後まで猛スピードで物語が進むので、少し緩急が欲しかったかなと思うもののかなり楽しめた作品でした。
