つるばみ色の秋津凡夫

涼宮ハルヒの消失のつるばみ色の秋津凡夫のレビュー・感想・評価

涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)
1.2
溶けて消える

演出全般に雑で地味な印象を受けたが、なかでも記号的なキャラクターの演技にはぞわぞわと寒気がする。

シリアスな非現実世界を描くならば、キャラクターに現実性を持たせないと、色物にしか映らない。

続編を期待する気持ちはあるが、涼宮ハルヒというコンテンツは、完全に普遍性を手に入れる機会を失った。
その儚さが「ユキ」に見上げる長門に寄り添う。