YIDFFにて。

おもしろかった！出来事を撮ってフィクショナルに編集することによって浮かび上がってくるものを見せる、という手法は「さよならテレビ」が記憶に新しいのだが、それよりもその手法で何が起こりうるのが、観客にどう作用させたいのかに自覚的な作品。誠実さ、信頼度もこちらの方が格段に上。役者たち自身の内面の変化に役者たち自身が向き合おうともがく姿が苦しくも力強かった。

はじめはおそらくみな同じ方向を向いていたのに、韓国という国家における女性という存在、演劇というジャンル、役者という存在がどうあるべきなのかを追求していくうちに企画からドロップアウトする者、諦念の感を持ちつつも続けることを選ぶ者などいて興味深かった。

YIDFFにて。
はじめのうちは4人を見わけるのに苦戦…
ちゃんと各々のキャラクターわかった上で、冒頭のゾンビ演技シーンもう1回観たいな。