この世界に残されてのいつもいっちゃんのレビュー・感想・評価

愛を感じる。
繊細な映画だった(>_<)
スターリン政権の元、ホロコーストを生き延びた少女と産婦人科医の中年男性。
求め合い寄り添う2人が親子のように、恋人のようにも見える新しいラブストーリー。
毛色は違うが、「レオン」のよう。
孤独の辛さの中にある、2人だけの慎ましく幸せな世界。
だからあのラストシーンは未来への希望と失われていく2人の世界が映り、切なくなる。
88分という長さも映画の良さを引き立てる。良作。