masacco

この世界に残されてのmasaccoのレビュー・感想・評価

この世界に残されて(2019年製作の映画)
-
終戦後1948年のハンガリーでホロコーストを生き延びた人々の喪失感、孤独、その共有を描く。
戦争終わったっていっても、失ったものは大きく戦前の日常は取り戻せない。
ソ連共産党による監視とか強制連行とか不穏な気配も落ち着かない。
お互いを労り合い、寄り添って、再び家族になろうとする人々。
パーティの場で「スターリンが死んだ!」からの「ここに居ない人々に」乾杯のくだりが、希望に満ち溢れ切なくも眩しかった。
masacco

masacco