沈んでいっているのか浮かんでいっているのか、大きいのか小さいのか、方向感覚が分からなくなる宇宙のようなセノーテという水の中。そして境界線。画も音も感覚もSFの様でもあるし、見えないものを捉えようとずっと何かをカメラが追っている様な感覚はホラーの様にも感じてくる。それらが“見たい、感じたい”という好奇心がベースにあってその上で成り立ってしまっているのが良い。そもそも『ストーカー』みたいな始まり方だし明らかに画も音も加工してる様にしか見えないんだけどどうなってんだあの空間は。まあでもちょいちょい寝たね。
