菩薩

セノーテの菩薩のレビュー・感想・評価

セノーテ(2019年製作の映画)
2.9
生と死の接地面を映し取る試みは『鉱』と同様で、あちらでインダストリアルノイズやったから今度はアンビエントだい!って事だろうか。何人も飛び込んで帰って来んかった…って言うから一人や二人は水死体として発見されるのかなと思ったらそんな事も無く、ただあれは人骨…?で、あれは腐乱した死体に藻がくっついた塊…?なんて思えなくもないから途中からちょっと怖くなっちゃった。そもそも俺もう20年泳いでないので、よく潜ったなぁとそれだけで感心してしまう。映像資料的価値があるのか無いのかは分からんが、映画的な面白さが無いことは確か、けど自分の撮りたいもん撮ってる感じはこの先も突き通して欲しいし、メカスを通過してブラッケージに至る過程も悪くないと思う。いつか『自分自身の眼で見る行為』みたいなの撮って欲しいなぁ、とりあえず俺は今猛烈にピラルクが見てぇ…。
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