このレビューはネタバレを含みます
実際に起こった事故を基に製作されたらしいけど、最初にそのような説明がなかったら、にわかには信じ難い事態の連続だった
事故が始まるまでは航空業界の仕事がどのようなものであるのかを紹介しているプロモーション的な内容で、ハッピーフライトを彷彿させる
事故が起こってからの緊張感は半端じゃないし、それぞれがプロの仕事をこなしている点も凄い
ただ、全体に漂う感動の押し売り感をはじめとするプロパガンダな印象は拭えない
それが極になるのが着陸後のエンディングまでの時間であり、中国の飛行機事故率が世界基準の11分の1だから安全だと言い切るところにある
どんなに崇高で奇跡の出来事だったとしても、後で語る人々によって印象がまるで変わってしまう
こんなの勿体ない