このレビューはネタバレを含みます
監督&キャスト登壇付きの試写会、大好きな仲野太賀が拝めて感無量でした…Filmarksに感謝です。
役所広司や仲野太賀を始めとした、役者たちの演技の上手さがあるからこその映画だと思った
下の階の住人との場面はコミカルに仕上げているんだろうけど蛇足に感じた、教習所での歩き方だけで十分笑えるし笑
印象に残っているのはまずキムラ緑子。
不意にするな、という台詞。シャバは我慢の連続だが・・・空が広いと聞く、という台詞。
ここから涙が止まらなくて、終盤にかけて物凄く良かった。
就職が決まって空を見上げる三上に思わず拍手を送りたくなる。
周囲の優しさに触れて、正しさとは何か考え、教えられることで社会復帰が始まる。
実際ここまで優しい人たちに出会えるかは分からないけどそれはフィクションとして置いておく。
三上の就職先である介護施設でも、障がいを持つ青年スタッフを取り巻く環境に胸が痛くなるし、救いたいのに自分ではどうにもできないもどかしさを覚える三上に共感。
そしてコスモスを掴んでの最期が苦しかった…
更生や正義、善意って何だろう、と思わされた。
役所広司がやっぱり凄かったです。