西川美和監督、主演役所広司ということでハードル上がりまくりで観たのですが余裕で飛び越えてしまいました。
主人公の三上という男は根っからの悪人ではなく憎めない人物だなと思っていると頭に血がのぼってカッとなった時に、あっやっぱり恐い人なんだと感じさせられ役所広司凄い!と思いました。
直感的に自分の中の正義があり、それだけに従い生きている男なのでどうしても社会と折り合いがつかない。
しかし、彼には関わってくれる最高に優しい人達がいた。
まわりの人達の優しさや、親子のように見える仲野太賀との関係にも泣けた。
コメディ要素もかなり笑え
劇場内でも笑いが起きていた。
この映画の役所広司は皆、きっと好きになってしまうんだろうな。
どうしても無視できない終盤の職場でのある出来事は本当に胸をえぐられる。
タイトルが皮肉でもあり、本当に素晴らしき世界でもある。