すばらしき世界のまっきーのレビュー・感想・評価

あくまで行動としての表現の仕方が罪に問われるものであっただけで、その基本にあるのは普遍的な感情・欲求だったりする。自分たちが社会的に「普通の人」でいられるのは、偶然や運など層の積み重ねによるもので、いつそこに綻びが生じるか分からないって気がした。
最後の、窓と洗濯物を使った映像表現が印象に残っている。雨が降っている映像がただ見せられるその間が、とても悲しかった。
まともに生きようとしても、一度レールを外れれば戻ることを許されない社会構造。概念としては知ってたけど、映像で見るとキツい。