役所広司の演技が、すごい!
ラーメンだっけ(忘れた)を投げつけるところが、内側から湧いてくるどうしようもないやるせなさが伝わってきて、うううとなった。
一度犯罪を犯してしまうとその人がどういう経緯で犯してしまったか以前に「前科者」として扱われてしまう。それは仕方のないことかもしれないが、前科者というレッテルによって雇用の機会が失われてしまうのはかわいそう。
最後、いじめに対して見て見ぬフリをする。正義感の強い三上にとって苦渋の判断だっただろう。だからこそ現実で生きていくことを諦めたのかもしれない。